error

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コマンド名

error - エラーを示す文字列を生成します。

構文

error message ?info ? ?code?

解説

コマンドインタープリタを解析してTCL_ERRORコードを返します 。message はアプリケーションに返されたエラーコードを示す文字列です。

引数infoが指定されており空でなければ、infoをグローバル変数errorInfoの初期値として使います。 errorInfoはエラーが発生したときの実行中のスタックトレースを保存するために使われます。ネストしたコマンドが解放されるとき、Tclインタープリタは関連情報をerrorInfoに加えます。info引数が存在する場合、errorInfoが初期値として使われるので、Tclインタープリタは最初の解析される情報を加えません。即ちerrorInfoに保存されるのは、errorコマンドを含むコマンド情報ではなく、infoです。この特徴はcatchコマンドと結合するとき、最も役に立ちます。捕えられたエラーが正常に処理できない場合、infoを使って、エラーが発生した時のオリジナルポイントを反映するスタックトレースを返せます。

catch {...} errMsg
set savedInfo $errorInfo
    ...
error $errMsg $savedInfo

code引数が指定された場合、その値はグローバル変数errorCodeに格納されます。この変数にはマシンコードで記述されたエラーが保存されます。これは、後に、この情報が利用できる可能性があるためです。変数のフォーマットに関する情報はtclvarsマニュアルを参照してください。code引数が指定されなければ、errorCodeはコマンドによって生成されたエラーの処理の一環としてTclインタープリタによって自動的に”NONE”にリセットされます。

参照

catch, tclvars

キーワード

error, errorCode, errorInfo


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