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info - Tclインタープリタの状態に関する情報を返します。
info option ?arg arg ...?
本コマンドはTclインタープリタの様々な内部状態に関する情報を提供します。使えるoption(省略形の使用可能)は下記とおりです。
- info args procname
- info body procname
- info cmdcount
- info commands ?pattern?
- info complete command
- info default procname arg varname
- info exists varName
- info functions ?pattern?
- info globals ?pattern?
- info hostname
- info level ?number?
- info library
- info loaded ?interp?
- info locals ?pattern?
- info nameofexecutable
- info patchlevel
- info procs ?pattern?
- info script ?filename?
- info sharedlibextension
- info tclversion
- info vars ?pattern?
- info args procname
- プロシージャprocnameの引数名を順番に示したリストを返します。ProcnameはTclコマンドプロシージャの名前でなければなりません。
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- info body procname
- プロシージャprocnameの本体を返します。ProcnameはTclコマンドプロシージャの名前でなければなりません。
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- info cmdcount
- このインタープリタに呼び出されたコマンドの総数を返します。
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- info command ?pattern?
- patternが指定されない場合、現在のネームスペース内のすべてのTclコマンド名のリストを返します。C言語で書かれたビルトインコマンドとprocコマンドを使って定義されたコマンドプロシージャの両方を含みます。
patternが指定される場合、patternにマッチする名前のみが返されます。マッチングは
string match
と同じルールで決定されます。 patternは Foo::print*のような修飾された名前です。つまり、::で区切られているネームスペース名のシーケンスを使って特定のネームスペースを指定可能で、そのネームスペースのコマンドのセットを指定するために末尾に特別
な文字にマッチするパターンを持つことが許されます。 pattern が修飾された名前なら、結果
のコマンド名のリストには、指定されたネームスペースに属する全てのマッチするコマンド名を持ちます。
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- info complete command
- commandが完全なTclコマンドの場合は1を返し、そうでない場合0を返します。「完全なTclコマンド」とは、閉じていない引用符、大括弧、中括弧、また配列要素がないという意味です。このコマンドはユーザーが複数の行に渡るコマンドをタイプできるようにするために、行（ライン）指向の入力環境で使用されます。コマンドが完全でない場合、スクリプトはコマンドを完了させるために、追加の行がタイプされるまで評価を延期させることができます。
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- info default procname arg varname
- procnameはTclコマンドプロシージャの名前でなければなりません。そしてargはそのプロシージャの引数名でなければなりません。
argがデフォルト値を持なければ、コマンドは0を返します。そうでなければ1を返します。argのデフォルト値を変数varnameに設定します。
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- info exists varName
- varNameという変数が現在の文脈(グローバルかローカル変数として)にあり、与えられた値で定義された場合は1を返し、そうでない場合は0を返します。
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- info functions ?pattern?
- patternが指定されないと、現在定義された全ての数学関数のリストを返します。patternが指定されると、名前がpatternにマッチする関数のみが返されます。マッチングはstring matchと同 じルー
ルを使って決定されます。
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- info globals ?pattern?
- patternが指定されない場合、現在定義された全てのグローバル変数のリストを返します。グローバル変数はグローバルネームスペースにおける変数です。patternが指定される場合、patternにマッチする名前のみが返されます。
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- info hostname
- この呼び出しが実行されているコンピュータ名を返します。注意すべきなのは、この名前がホストの完全なドメイン名であることを保証されないことです。マシーンがいくらかの異なる名前
( 一般的、TCP/IP ( DNS ) と、インストールされたNetBIOSベースのネットワーキングの両方を持つシステム)
を持っている場合は、返される名前はTCP/IPネットワーキングに適したものです。
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- info level ?number?
- numberが指定されない場合、このコマンドは呼び出しているプロシージャのスタックレベルの番号を返し、コマンドがトップレベルで呼び出されている場合は、0を返します。
numberが指定される場合、結果はスタックのnumberレベルのプロシージャ呼び出しの名前と引数から構成されるリストです。
number が正の数なら、特定のスタックレベルを示します(1は
もっとも上位 の活動的なプロシージャを参照し、2は１が呼び出したもので、以下同様となります)。そうでなければ、現在のレベルから相対的なレベルを与えます(0は現在のプロシージャを参照し、-1はそれを呼び出したもので、以下同様となります)。スタックレベルの意味に関する詳細はuplevelコマンドを参照てください。
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- info library
- 標準のTclスクリプトが保存されているライブラリディ
レクトリの名前を返します。これは実際はtcl_library変数の値です。そしてtcl_libraryを設定することで変更できます。より詳しい情報はtclvarsマニュアルエントリを参照してください。
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- info loaded ?interp ?
- load命令によるinterpにロードされたパッケージの全てを記述するリストを返します。各リスト要素はパッケージがロードされたファイル名とパッケージ名からなる２つの要素のサブリストです。静的にロードされたパッケージではファイル名は空文字列です。
interpが省略されるとプロセス内のあらゆるインタープリタにロードされているすべてのパッケージが返されます。現在のインタープリタのパッケージ
だけを取得したい場合、interp引数に空文字列を指定します。
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- info locals ?pattern?
- patternが指定されない場合、現在のプロシージャへの引数を含む現在定義された全てのローカル変数のリストを返します。
global やupvarやvariableに定義された変数は返されません。patternが指定される場合、patternにマッチする名前のみが返されます。マッチングはstring matchと同じルー
を使って決定されます。
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- info nameofexecutable
- このアプリケーションが呼び出されているバイナリファイルのフルパス名を返します。
Tclがファイルを確認できない場合、空文字列が返されます。
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- info patchlevel
- グローバル変数tcl_patchLevelの値を返す； より詳しい情報はtclvarsニュアルエントリを参照してください。
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- info procs ?pattern?
- patternが指定されない場合、現在のネームスペースにおいて全てのTclコマンドプロシージャ名のリストを返します。patternが指定される場合、現在のネームスペースにpatternにマッチする名前のみが返されます。マッチングはstring matchと同じルールを使って決定されます。
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- info script ?filename?
- Tclスクリプトファイルが現在評価中なら (すなわちTcl_EvalFileかsourceコマンドの呼び出しが動作中)、本コマンドは処理されているもっとも内側のファ
イル名を返します。filenameが指定される場合、動作中の呼び出しが継続している間、このコマンドの戻り値は修正され、その名前を返します。これは仮想ファイルシステムアプリケーションに有効です。そうでなければ、コマンドは空文字列を返します。
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- info sharedlibextension
- このプラットフォームでの共有ライブラリを含むファイルの名前の拡張子を返します(たとえば、Solarisでは.so)。このプ
ラットフォームで共有ライブラリがサポートされていなければ、空文字列が返されます。
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- info tclversion
- グロバール変数 tcl_versionの値を返します。より詳しい情報はtclvarsニュアルエントリを参照してください。
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- info vars ?pattern?
- patternが指定されない場合、現在参照できる変数のすべての名前のリストを返します。これはローカルと現在参照できるグロー
バル変数を含みます。 patternが指定される場合、それらのpattern
とマッチする名前のみが返されます。マッチングはstring matchと同じルールを使って決定されます。
patternは Foo::print*のような修飾された名前です。つまり、::で区切られているネームスペース名のシーケンスを使って特定のネームスペースを指定します。そして、そのネームスペース内のコマンドのセットを指定するために、末尾に特別
な文字にマッチするパターンを持つことが許されます。 pattern が修飾された名前なら、結果
のコマンド名のリストは、指定
されたネームスペース名で修飾されたコマンド名を含みます。
参照
global, proc
command, information, interpreter, level,
namespace, procedure,
variable
Copyright © 1993 The Regents of the University of California.
Copyright © 1994-1997 Sun Microsystems, Inc.
Copyright © 1993-1997 Bell Labs Innovations for Lucent Technologies
Copyright © 1998-2000 Ajuba Solutions
Copyright © 1995-1997 Roger E. Critchlow Jr.
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