Web公園管理システム ─ GAUPA
GAUPAはTCLEXGAUにより構築されたクライアント/サーバー対応のWeb公園管理システムです。公園の施設管理や日常業務を支援します。
検索機能
公園の検索
公園名称・公園番号もしくは俗称により、公園を検索します。
公園施設の検索
公園施設(ブランコ等)を指定して、施設を検索します。設置施設に不具合があり一斉に点検する場合などにも使用できます。
所有者検索
所有者名により、公園もしくは保全地区を検索します。
住所検索
住所を指定して位置を検索します。行政界データ・建物データ・住宅地図データなどにより可能なところまで検索します。
建物検索
建物名称を指定して、建物を検索します。
目標物検索・登録機能
ユーザーが登録した目標物を検索します。また、建物データから目標物データを自動作成する機能もあります。
目標物検索は、タッチパネルに対応しており、画面遷移等は、ユーザーが自由に設定することができます。
全国地名検索
条件検索・集計
クエリ(質問・問い合わせ条件)を設定し、条件に該当するオブジェクトを検索する機能です。
公園管理システムでは、定義されている全てのフィールドに対して条件設定が可能です。また、複雑な検索条件も随時絞り込みを行うことで検索結果を得ることができます。
実行結果によって抽出されたオブジェクト群はリスト表示され、主題図の出力・調書の出力(個別調書や集計調書)等に活用されます。
クエリの作成・登録
単一・複数クラスのクエリを作成し、登録する機能です。
クエリ対象はデータベース・ローカル・セレクション(絞り込み)・領域内・メモリ、結果はセレクション・色分け・メモリです。
検索条件は、全てのフィールドの他、レイヤ・図形ID・長さ・面積・座標値などの要素も設定できます。また、ここでは、実行時にユーザーが条件を入力できるパラメータクエリ・連結クエリ・色分図などが作成できます。色分の場合は凡例を自動作成します。
実行後には、結果のオブジェクトに対しさらにさまざまな結果操作が行えます。
プロパティ
オブジェクトセレクション
マウス操作により地図上でオブジェクトをセレクションする機能です。単一セレクションと範囲指定による多重セレクションがあります。この機能は、図形編集を行ったり、プロパティウィンドウやセレクションシートでプロパティを参照・更新・集計する場合などに利用されます。
プロパティウィンドウ
プロパティウィンドウは、セレクションしたオブジェクトのプロパティを参照・編集します。
プロパティは、分類ごとに整理され、またプロパティウィンドウをプラットホームとして、公園シンボルから公園台帳図を開いたり、ファイリング(写真・構造図・参考図書等)データにアクセスする等の操作が行えます。
セレクションシート
セレクションされているオブジェクトをリスト表示する機能です。位置検索・全体領域表示・点滅表示・属性表示・Excel出力・ソート・絞込み検索・合計/最大/最小/平均値表示などの操作が行えます。
プロパティバルーン
オブジェクトにマウスを近づける操作で、プロパティを吹き出し形式で参照します。
ファイリング
ファイリング機能
公園やその他任意のオブジェクトには、ワープロ・表計算・画像・音声・ CADなど、あらゆるタイプのデータファイルや、URLをリンクさせることができます。
オブジェクトをクリックする操作でファイルの表示ソフトを自動起動し、閲覧・編集が行えます。
イメージ貼付
オブジェクトにリンクされたイメージファイルは、そのイメージをマップに直接貼り付けることができます。
図面出力
図面出力
指定された公園について、以下の図面を出力します。
■現況平面図 ■公図 ■測量図 ■施設平面図 ■占用物件平面図 ■地下埋設物平面図 ■植栽平面図
任意図面
任意図面は、自由な範囲、縮尺で作成される図面のことをいいます。
出力する用紙サイズおよびスケールを選択し、地図上で任意の出力位置を指示することで作成・印刷できます。また、地図に出力する項目は、定型図と同様に自由に設定できます。
なお、任意図作成中に回転角を与えることにより、回転印刷が行えます。
路線図
道路や線状施設の傾きに合わせて、図面を回転印刷する機能です。
印刷図郭は、指示した線状施設やライン作成操作により自動生成され、保存/読込も可能です。
レイアウタ
図面や調書の作成をサポートするツールです。これを利用して、複数の地図や画像・その他地図に関連するデジタル情報をひとつの図面内に自由に配置して図面を作成することもできます。
この機能は、計画・設計図面や現場報告書、プレゼンテーションなど、業務の目的に即応した図面を作成・印刷する場合に適しています。
一度作成したレイアウトは保存・呼び出しすることができるので、後に同様の業務が発生した時に再利用することが可能です。
図面・調書プレビュー表示
プレビュー表示機能は、調書や図面などをプリンタやプロッタに出力する前に、画面上で印刷イメージを確認するための機能です。
プレビューウィンドウでも、マップウィンドウ同様、ズーミング・パンニング・スクロール・センタリングなどの表示操作が行えます。
調書出力
個別調書
公園(概要)・公園樹木・公園施設・公園占用・公園苦情要望・公園工事・公園補修・緑地保全・公園・蒲L者や建物、また通報情報・調査情報・清掃情報・補修情報・工事情報・図書情報などの維持管理情報についてダイナミックに個別調書を作成・出力します。
個別調書には文字や数字だけではなく、場所を示す地図や図面・書類などの画像情報・ユーザーが書いた注記なども同じ紙面に出力することができます。
集計調書
検索機能や集計機能によって選択された公園施設や樹木は、集計調書としてその数量(個数または延長)を把握することができます。
集計調書では単に選択された施設の合計値を求めるだけではなく、表の縦軸・横軸に任意の属性項目を設定してクロス集計を行い、集計調書として出力します。また、CSVにも出力可能ですのでExcelで利用できます。
表示機能
公園台帳をグラフィカルに表現
ブランコ・すべり台・砂場などの遊戯施設も、灰皿やゴミ箱などの管理施設も、ベンチやパーゴラなどの休養施設もわかりやすく、グラフィカルに表現しますから、日常業務では、図面を「読む」必要がなくなります。これらは、TCLEXGAUのシンボルエディタで、作成できます。なお、現況平面図や施設平面図等の図面は、正規の表現様式で出力されます。
3D表示
高さ情報(属性値)を3Dで直感的に確認することができます。全方向からの確認が可能です。
スクロール・パンニング・全体表示
地図の表示位置を移動させる機能です。マウスホイールボタンでの操作ですので、いかなる状況でも割り込み操作が可能です。キーボードでも同様の操作が行えます。
ズーミング
ズームイン・ズームアウト・任意ズーム・ダイレクトズームがあります。
中心位置を指示してのズーミングは、マウスモードで行います。
ダイレクトズームはマウスホイールボタンでの操作ですので、いかなる状況でも割り込み操作が可能です。キーボードでも同様の操作が行えます。
ビューウィンドウ
ビューウィンドウは全体索引図ウィンドウです。相対的な位置を確認したり、メインマップの表示範囲の移動・変更を行うことができます。
また、ビューウィンドウ自身でも、位置の保存と復帰・全体範囲の更新などが行え、マップウィンドウ同様、ズーミング・パンニング・スクロール・センタリングなどの表示操作が行えます。
常に固定された案内図が表示されるのではなく、メインウィンドウの状態により、ダイナミックに更新されますから、マルチウィンドウのようにも利用できます。
ビュータブ
レイヤごとに、表示・非表示の組み合わせ或いは追加表示・追加非表示を登録したものをビュータブといいます。
ビューはユーザーが自由に登録可能です。
複数ファイル重ね合わせ表示
TCLEXGAUはメモリが許す限り、ファイルを同時に重ねて表示できます。航空写真の上に台帳図を重ね合わせ表示するなど、いろいろな用途に使うことができます。
DM・SIMA・国土地理院1/25000・航空写真・住宅地図等々...異なるフォーマットのファイルを変換して表示する機能を実装しています。
電子国土の利用
インターネットに接続されていれば、案内図等に国土地理院の電子国土の地図が利用できます。
地図記号表現
TCLEXGAUは国産GISらしいきめ細かな図形表現力をもっています。例えば、線の太さやシンボルの大きさ等は、表示(印刷)縮尺に左右されない「スタティック値」と、縮尺に応じて変化する「ダイナミック値」で指定することができます。
「ダイナミック値」で指定すれば、その地図の図式規定に厳密に従った線種で印刷することができます。
また、ポリゴン(閉領域)内部を塗りつぶす時のパターンをベクタシンボルやビットマップで定義することができます。その場合にもスタティックとダイナミックがあります。
ボラタイル(揮発)レイヤ
通常、オブジェクトの表示パラメータは、レイヤオブジェクトが持っています。ボラタイルレイヤは、オブジェクトごとに細かく表現設定したい場合に作成し、オブジェクトにアタッチさせるものです。
ボラタイルレイヤには、シンボル・テキスト・飾り線(特殊線)・色塗りなどがあります。
なお、地目・所有者・面積などの注記は、筆界のもつプロパティ値から発生しています。
ロジカルスケール
表示スケールを18段階に分け、スケール毎にロードするマップクラスを指定したり、表示レイヤの設定を行うことができます。
論理スケールも前述の指定も、ユーザーが自由に定義可能です。
レイヤ
TCLEXGAUのレイヤは、名称を構造化できる仕組みになっています。名称を".(ドット)"で区切ることにより分類しながら命名でき、メモリが許す限りのレイヤ数が用意できます。
主題図作成・出力機能
主題図作成機能は、ある特定の条件を与えて条件に合致したオブジェクトを強調したり色分け表示する機能です。
主題図はTCLEXGAUがサポートするクエリ作成機能により自由に作成・保存することができます。
入力・編集機能
入力機能
入力オブジェクト
- ポリゴン(ホール・島地)
- ライン
- シンボル
- テキスト
- オルソ画像
操作性
■座標値キー入力ダイアログ
■作図中に、ズーミング・パンニング・ズーミング等の表示操作や、既存施設のプロパティ参照が随時割込んで行えます。
■頂点入力アンドゥ機能・補助線作図・スナップ(ポイント・ライン・センター・グリッド)などの入力補助機能が用意されています。
編集機能
座標移動(ベクトル標定)
標定点を入力し、オブジェクト(群)の座標の移動を行います。標定が複数の場合には、ヘルマート変換が行われます。
セレクションロック設定
オブジェクトに対するセレクションロックの変更を行います。
レイヤ移動
他GISで作成しインポートされた地形等を、別のレイヤに振り替えます。
プロパティインポート
クラスごとに作成されたテキストファイルからプロパティをインポートします。
頂点の編集
オブジェクトの頂点を追加・移動・削除します。
ポリゴン分割・ポリゴン結合
削除・回転・移動・コピー・カット・貼付
アンドゥ・リドゥ
インポート・エクスポート
ラスタマップインポート機能
ラスタマップ(BMP・Tiff・JPEG・Png)は、矩形範囲の左下と右上を入力、ラスタファイルを選択して、インポートします。
東西南北のスケーリングと、アフィン変換により画像変換してインポートする機能を提供しています。
トリミング
ラスタ地図は、整飾部や余白部を除去して地図領域のみのデータにトリミングします。
インポート
インポート機能では、設定した座標系とインポートするマップの座標系が異なる場合には、座標変換を行います。
- DM
- DXF
- SIMA
- GeoConcept
- CSV(TCLEXGAU)
- Shape
- 数値地図2500
- 標高メッシュ
- TWF/TIF
- JGW/JPG
- JPW/JPG
- BPW/BMP
- BMW/BMP
- GeoTiff
- EXIF
※ゼンリン住宅地図(ZmapTOWNU)は、弊社での変換作業となります。
エクスポート
- DM
- DXF
- Shape
- SIMA
- CSV交換フォーマット
設定・ファイル操作
環境設定ファイル
ひな形の指定・座標系の指定・論理スケール・ユーザー権限・ロードするXMLファイル・初期状態・サーバーマップの自動オープン設定などは、XMLの記述により作成されます。
履歴管理
サーバーにアップロードする際に、オブジェクトの変更前の状態が別マップファイルに抜き出されて保存されます。
その他設定・ファイル操作に関する機能
- クラス/レイヤ/プロパテイ/シンボル/スタイル設定
- XMLロード/保存
- マップファイルのロード/保存
- マップファイルのダイレクト編集
- サーバーマップの保存(/自動ロード設定)
- サーバーマップのダイレクト編集
- サーバーマップの差分ファイル経由編集
- C/S利用者がデータ修正を他者に委託する等の利用目的に作成された機能です。 スタンドアロンでもサーバーのマップの編集が可能です。
- 検索データの自動作成
- 別マップファイルへの履歴管理 他
その他の機能
オブジェクト解析
セレクションしたオブジェクトの、システムプロパティを参照する機能です。
面積計算・距離計算
オブジェクトの面積や距離・・p度等をツールバーに表示する機能です。
マップ解析
指定したマップの、マップタイプ・座標系・オブジェクト数等の情報を表示します。
ポジション登録
マップウィンドウに表示されている状態(スケール・位置)を分類して登録する機能です。
バッファゾーン
既存のオブジェクト群または作図したオブジェクトに幅(ポイントの場合は半径)を与えることによって新たな範囲(バッファゾーン)を生成する機能です。生成したバッファゾーンは、その範囲内に含まれるオブジェクトを集計する場合などに利用されます。
マップ画像エクスポート
地図表示状態からラスタ地図を作成、マップファイルとして格納します。
最短経路検索
マップクラスXMLで提供(最短経路検索.XML)。道路中心レイヤ名を指定(交差点で切断された端点接続ライン)し、最短経路を検索表示します(到達範囲検索・交通条件設定機能については拡張予定です)。
サーバーライセンス
サーバーライセンス
サーバーライセンスにより、閲覧機能(上記機能のうちファイルに書き込む機能やインポートを除く)はクライアントフリーとなります。また、次の機能が利用できます。
- 編集排他制御
- マップファイルからマップHTMLファイルの自動作成
- マップHTMLをイントラネット/インターネット環境で表示
なお、ネットワークサーバーでもWebサーバーでも、特別な設定やインストール操作は不要です。
WebC/Sライセンス
WebC/Sライセンスにより、インターネット/イントラネットでのクライアント/サーバーを実現します。サーバーライセンスがインストールされているマシンでのみ利用可能です。
動作環境
クライアント
OS | Windows10/11 |
CPU | 1GHz以上(推奨) |
メモリ | 4GB以上(推奨) |
ブラウザ | InternetExplorer11/Edge(IEモード) |
通信実効速度 | 8Mbps以上(推奨) |
ディスプレイ | カラーパレット65536色以上 解像度/1024*768(推奨) |
マウス | ホイール付きマウス |
サーバー
Webサーバー | Windows(IIS) UNIX(APACHE) |
ネットワーク サーバー |
Windows |
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