clock - 時刻の取得や変更を行います。
clock option ?arg arg ...?
本コマンドは時間の概念を表わす文字列や値を取得したり変更するための下記いずれかの操作を行います。
option 引数はこのコマ
ンドの動作モードを示します。使用できるoption(省略可能)は下記とおりです。
- .VS 8.3
- clock format clockValue ?-format string
? ?-gmt boolean ?
- %%
- %a
- %A
- %b
- %B
- %c
- %C
- %d
- %D
- %e
- %h
- %H
- %I
- %j
- %k
- %l
- %m
- %M
- %n
- %p
- %r
- %R
- %s
- %S
- %t
- %T
- %u
- %U
- %V
- %w
- %W
- %x
- %X
- %
- %
- %Z
- clock scan dateString ?-base clockVal
? ?-gmt boolean?
- time
- date
- ISO 8601 point-in-time
- relative time
- clock second
- .VS 8.3
- clock clicks ?-milliseconds ?
- システム依存の整数値として高精度の時刻値を返します。この値の単位はシステム依存のものではありますが、CPUサイクルカウンタのようにシステムで使用可能なもっとも高精度の時刻となります。-millisecondsが指定された場合、この値はミリセカンドの精度であることを保証します。この値は経過時間等、相対的な計測をするときに使われます。
-
- clock format clockValue ?-formatstring? ?-gmtboolean?
-
- このコマンドは通常clock seconds、clock scan、あるいは file
コマンドの atime、mtime、ctimeオプションで返される整数の時刻値を人間が読める形式に変換します。
-format 引数が存在すれば、その続く引数は日付と時刻の表示フォーマットを示す文字列です。フィールド記述子は
% と後に続くフィールド記述文字から構成されます。こフィールド記述子以外のすべての文字は結果にそのまま反映されます。有効なフィールド記述子は下記です。
- %%
- %を挿入します
- %a
- 短縮形の曜日名 (Mon, Tue, など)。
- %A
- 完全な曜日名 (Monday, Tuesday, など)。
- %b
- 短縮形の月名 (Jan, Feb, など)。
- %B
- 完全な月名。
- %c
- ローカル指定の日付と時刻。Unix/Mac上のデフォルト「C」ローカル指定の日付と時刻のフォーマットは、「%a
%b %d %H:%M:%S %Y」です。Windows ではコントロールパネルのRegional Optionsで指定されたように、この値はローカル特定の長い日付と時刻です。
- %C
- 4桁の年の最初2桁 ( 19や20 )。
- %d
- 月の日 ( 01 - 31 )。
- %D
- %m/%d/%yとしての日付。
- %e
- 頭に0がつかない月の日 ( 1 - 31 )。
- %h
- 短縮形の月名。
- %H
- 24時間制の時間 ( 00 - 23 )。
- %I
- 12時間制の時間 ( 01 - 12 )。
- %j
- 年の通算日( 001 - 366 )。
- %k
- 頭に0がつかない24時間制の時間 ( 0 - 23 )。
- %l
- 頭に0がつかない12時間制の時間 ( 1 - 12 )。
- %m
- 月 ( 01 - 12 ) 。
- %M
- 分 ( 00 - 59 ) 。
- %n
- 改行を挿入します。
- %p
- 午前/午後(AM/PM)の指定
- %r
- ローカル特定の「子午線」フォーマットの時刻。これはデフォルト「C」ローカルで %I:%M:%S
%p です。
- %R
- %H:%Mとしての時刻。
- %s
- 10進整数として表された基準点(epoch)以来の秒数。
- %S
- 秒 ( 00 - 59 ) 。
- %t
- タブを挿入します。
- %T
- %H:%M:%Sとしての時刻。
- %u
- 曜日の番号 (Monday =1, Sunday = 7 ) 。
- %U
- 週の始めを日曜日として、年の通算週 ( 00 - 52 ) 。
- %V
- ISO-8601規則に基づいた年の週。ある年の第一週は1月4日を含む週です。
- %w
- 曜日の番号 (Sunday = 0, Saturday =6 ) 。
- %W
- 月曜日に週の始めとして、年の通算週 ( 00 - 52 )。
- %x
- ローカル指定の日付フォーマット。Unix/Mac上のデフォルト「C」ローカル日付フォーマットは「%m/%d/%y」です。Windows
上、コントロールパネルのRegional Optionsで指定されたように、この値はローカル特定の短い日付です。
- %X
- ローカル指定の24時間制の時。Unix/Mac上のデフォルト「C」ローカル24時間制の時は「%H:%M:%S」です。Windows
上、コントロールパネルのRegional Optionsで指定されたように、この値はローカル特定の短い日付です。
- %
- 世紀なしの年 ( 00 - 99 )。
- %
- 世紀の付く年 ( 例えば、1990 )。
- %Z
- タイムゾーン名。
-format引数が指定されない場合、フォーマット文字列「%a
%b %d %H:%M:%S %Z %Y」が使われます。-gmt引数が存在するなら次の引数はブールでなければなりません。trueが指定れると時刻はグリニッジ標準時としてフォーマットされます。falseが指定されると操作環境で定義されているローカルタイムゾーンが使われます。
- clock scan dateString ?-base clockVal ?
?-gmt boolean?
-
- dateString を整数の時刻値に変換します (clock seconds
を参 照)。このコマンドはタイムゾーン記号を含むほとんどすべての標準的な日付と時刻、あるいはそのどちらかの文字列を解析し、変換できます。時刻だけが指定されると現在の日付が仮定されます。文字列がタイムゾーン記号を含んでいなければ、現地タイムゾーンが仮定され、-gmt引数が真でなければ、指定された時刻はグリニッジ標準時に相対的であると仮定して時刻値が計算されます。-gmtが指定された場合、計算された時刻値にのみ影響を及ぼします。-baseの解釈に影響を与えません
-base フラグが指定される場合、その次の引数は整数の時刻値を示します。この値の日付だけが使われ、時刻は使われません。特定の日付の時刻を判定したり、日付に相対的な他の変換を行うのに有効です。
dateString は0個以上で、以下の形式の指定子です
- time
- 日の時刻。下記の形式のいずれかです。 hh?:mm?:ss??
?meridian? ?zone? か hhmm ?meridian? ?zone?。「子午線(meridian)」が指定されない場合はhhは24時間制で解釈されます。
- date
- 任意指定の年で、特定の月と日です。使えるフォーマットは mm/dd?/yy?、monthname
dd?, yy?、dd monthname ?yy? そして day, dd monthname
yy, ?CC?yymmdd, ?CC?yy-mm-dd, dd-monthname-?CC?yy。デフォルトの年は現在の年です。年が100より小さいと、00-68の間の年は
2000-2068として、69-99の間は1969-1999として扱われます。 38-70の間は不定であり特定のプラットフォームでは正当でない場合もあります。
- ISO 8601 point-in-time
- CCyymmddThhmmssのような ISO 8601point-in-time 時間を指定します。ここで、Tは文字のTで、CCyymmdd
hhmmssまたはCCyymmddThh:mm:ssとなります。
- relative time
- 現在時刻との相対的な時間を指定します。このフォーマッ トは number
unit であり、認められるユニットはyear、 fortnight、month、week、day、hour、minute
(あるいは min)、そしてsecond (あるいは sec)です。ユニットは単数あるいは3
weeksのように複数として指定されます。以下の修飾子も指定しますことができます。
tomorrow、yesterday、today、 now、 last、 this、
next、agoです。
- 実際の日付は以下のステップに従って計算されます。最初 に
絶対的な日付、または時刻が処理され変換されます。この時刻をベースとして曜日の指定が加えられます。次に相対的な指
定が使われます。日付か日にちが指定され、絶対的、あるいは
相対的な時刻が与えられなければ、真夜中が使われます。最 後
に、訂正が適用されます。日の正確な時間は夏時間の差異を認
めた後で作成され、正確な日付は大の月の最後から小の月へ行くときに与えられます。
相対的時間が日以上のユニット、即ち、日、週、2週間、月、または年で指定される時のみ、夏時間の訂正が適用されます。これは夏時間の境界を越えるとき、clock
scan "1 day" と clock scan "24 hours" に異なる結果が与えられることを意味します:
% clock scan "1 day" -base [clock scan 1999-10-31]
941443200
% clock scan "24 hours" -base [clock scan 1999-10-31]
941439600
- clock seconds
-
- システム依存の整数値として現在の日付と時刻を返します。この値の単位は秒であり、相対的な時刻計算に使うことができます。この値は普通
は"epoch''からの総経過時間として定義されます。 epochに初期値を設定することはできません。
data, time
clock, date,
time
Copyright © 1992-1995 Karl Lehenbauer and Mark Diekhans.
Copyright © 1995-1997 Sun Microsystems, Inc.
Copyright © 1998-1999 Scriptics Corporation
Copyright © 2002 ActiveState Corporation
Copyright © 1995-1997 Roger E. Critchlow Jr.
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