Tcl 8.4.1　Manual Command Reference

set

コマンド名

set - 変数の値を参照、セットします。

構文

set varName ?value?

解説

変数varName の値を返します。value が指定されると、varName の値が value に設定され、変数が存在していないと新しく作成されて、その値が返されます。 varName が左括弧を含み、右括弧で終わっている場合、それは配列要素を参照します。 最初の左括弧の前の文字は配列の名前となり、括弧の間の文字は配列内のインデックスになります。 それ以外ではvarName はスカラ変数を参照します。通常、 varName は修飾されていなけえば(内包されているネームスペースの名前を含まない)、現在のネームスペース名で変数がアクセスされます。 varName (配列変数を参照しているならば配列名)がネームスペース修飾子を含んでいる場合、指定されたネームスペースの変数がアクセスされます。

実行中のプロシージャがなければ、varName はネームスペースの変数(現在のネームスペースがグローバルネームスペースならグローバル変数)を参照します。 実行中のプロシージャがあれば、 varName をグローバルであると宣言するためにglobalコマンドが呼び出されていない限り、あるいはvarName をネームスペース変数であると宣言するためにvariableコマンドが呼び出されない限りvarName はプロシージャのパラメータかローカル変数を参照します。

参照

expr, proc, trace, unset

キーワード

read, write, variable