update

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コマンド名

update - ペンディング中のイベント及びアイドルコールバックを処理します。

構文

update ?idletasks?

解説

このコマンドはアプリケーションを最新のものにするために、全てのペンディング中のイベント(及びアイドルコールバック)が処理されるまで、繰り返しイベントループに入ります。

idletasksキーワードがコマンドの引数として指定される場合、新しいイベントまたはエラーは処理されずにアイドルコールバックのみが実行されます。これはディスプレイ更新及びウィンドウレイアウトの計算のような通 常延期される操作を即座に引き起こすためのものです。

update idletasksコマンドはアプリケーションの状態に変更をもたらすスクリプトで使うと便利です。スクリプトの完了を待つよりそれらの変更がディスプレイに即座に現れてほしい場合には特に有効です。大部分のディスプレイアップデートはアイドルコールバックとして行われますので、update idletasksによって、それらのコールバックは実行されます。しかしながら、ウィンドウサイズ変更イベントにしか反応しないタイプのアップデートがいくつかあります。これらのアップデートはupdate idletasksでは発生しません。

オプションなしのupdate コマンドは時間のかかる計算を行うスクリプトとして使うと便利です。計算中でもアプリケーションがユーザーの介入操作のようなイベントに応答させたい場合、時折、updateを使えばユーザー入力はupdateへの次の呼び出しまでの間に処理されます。

参照

after, bgerror

キーワード

event, flush, handler, idle, update


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